週刊M&Aバンカー第46号:先輩と後輩のコーヒーブレイク(2)

週刊M&Aバンカー
この記事は約4分で読めます。

毎度天候の話ばかりも芸がないので、今週からはちょっと思ったことをざっくばらんに書くことからはじめてみます。

「初志貫徹」というのは潔い生き方かもしれません。ただ、ひとは時の経過とともに変わっていくので、その「初志」を抱いた自分といまの自分がある意味で”別人”なのだとしたら、むしろいまの自分はその過去に振り回されていることになるのではと感じた次第です。

さて、今週は、

【M&Aとキャリア】先輩と後輩のコーヒーブレイク(2)

という名の雑談パート2です。

(文頭のマークが◆◆→先輩、◎→後輩 です)

【M&Aとキャリア】先輩と後輩のコーヒーブレイク(2)

M&Aに関する”業者ブログ”には要注意

◎先輩、GoogleでM&Aに関するブログを検索していると、いわゆる「業者」の広告を兼ねたブログがいくつも出てくるじゃないですか。

◆◆・・・業者っていうのは、あれだね、、、なんとなく察したよ。うん、いくつかはみたことあるけれども、それがどうしたの?

◎先日、こういうのってどんな内容が書いてあるんだろうってタイトルを流し読みしていたんです。その中に、

「事業譲渡と会社分割の違い」

みたいな話があったので、読み始めたわけですよ。

◆◆ふむ。

◎そしたら、驚きましたね。違いの一つ目として株主総会決議についてまとめていたのですが、

  • 事業譲渡は株主総会決議が必要であるが、会社分割は組織再編だから株主総会決議は不要

って書いてあったんですね(注:誤解なきよう、打ち消し線を付けておきます)。

◆◆それはひどい・・・。

◎もう、一つ目からこれですから、続くポイントもツッコミどころが満載でして。

◆◆まあ、そういうブログって業者が外注ライターに書かせているケースもあるから、「ダブルチェック」が効かずに掲載されていたんだろうね。

◎業者ブログのああいう記事って外注されているんですか?

◆◆必ずしもそうだとは限らないけれども、そういうケースもそれなりにあるって聞いたことがあるよ。

信頼できるブログとは

◎インターネットはうまく利用すれば知見の宝庫だと思うんですが、どんなサイトを見れば良いんですかね。

◆◆そうだね、M&A関連で調べ物をするときには、ブログじゃないけどBig4系のサイトBusiness Lawyersあたりから調べるようにすると良いかも。

◎個人の書いたブログは信用ならんってことですかね?

◆◆いや、そんなことはなくて、個人の書いているブログも参考になるものもあるよ。

◎そうなんですね。

◆◆外注ライターに書かせている業者のブログよりも、個人がある程度身分を明かして独自に書いているブログの方が情報の信頼性という意味では正しいことを書いていてくれている期待感はあるよね。

◎そうなると、情報の信頼度しては、

Big4や弁護士系のサイト > 中堅の専門家ファームのサイト > 信頼できそうな個人のブログ >> 業者のブログ >>> 怪しい個人のブログ

という感じですかね。

◆◆そうかもね。業者のブログっていうのはその間違い探しをする特訓だと思って読むようにすると良いかもだけど、まあ、敢えて読む必要はないという見方もあるかな。

◎これは手厳しい。

◆◆ちなみに、個人のブログの良いところは、その人のセンスで最新の動向だったり、実務経験に裏付けられた痒いところに手が届く情報が載っていたりするところもあるんだよね。

◎ああ、それはちょっとわかります。

◆◆Big4や弁護士系は綺麗にまとめられているけれども、ちょっと読むのに骨が折れるんだよね。個人の方は荒削りかもだけど、ポイントをわかりやすく解説しているケースもあったりして。

◎となると、Big4や弁護士系と個人の双方を定期的に巡回していくと良いかもしれませんね。

◆◆そうね。信頼できそうな個人のブログをFeedly等のRSS Readerに登録しておくと情報が集約されて見やすいからおすすめだよ。

さいごに

インターネットは玉石混交であり、いわゆる”うそはうそであると見抜ける人”でないと注意が必要と言われ、はや20年が過ぎました。

現在では、ブログ的なサイトも綺麗なスタイルで整えられており、なんとなく信頼できそうな感じを受けるかもしれません。ただし、どんなサイトであっても基本的には「嘘」というか誤謬・ミスが混じっている可能性があるという視点を忘れず、常に疑いを持ちながら読むべきだと思います。

同じような論点の解説サイト・書籍を複数確認して、自らダブル・トリプルチェックをしていくことが大事ですね。

error: Content is protected !!