今回は、Financial Advisoryの仕事(FA業務)に転職する際には、転職のエージェントを使った方が良いということについて考えてみようと思います。
FA業務をやろうとして転職活動をするならば、基本的にエージェントの利用が必須です。なぜ、エージェントの利用が必須なのかを2つの観点で考えてみました。
なお、エージェントを使うといっても、応募側である転職者は原則として無料でサポートしてもらえますので、コスト面については気にする必要はありません。
転職活動でエージェントの利用は必須
そもそも転職のエージェントとは何か
先日の転職プロセスまとめの記事の冒頭でも触れましたが、転職のエージェントにはリクルートエージェント、インテリジェンス、JACリクルートメントといった大手企業、そして各業界ごとに中堅エージェントもあり相当数のエージェントがあります。
エージェントの仕事は中途採用を募集している会社と採用候補者とをマッチングして、中途採用する会社からの手数料によって成り立っているビジネスです。
ゆえに、転職候補者(応募者)は原則として最後まで無料でサービスを受けられます。
(参考記事)
転職エージェントを使うべき2つの理由
1.非公開の求人情報を持っている
証券会社(投資銀行)のホームページを見ると、採用情報のコーナーがあり、新卒採用と中途採用に大きく分かれていると思います。
中途採用のコーナーでは、ピンポイントで募集中の職種が記載されていますが、その中にM&Aアドバイザリー業務の募集を記載していない会社もあります。
記載がないということは、そのような会社はM&Aアドバイザリー業務に関する中途採用は行っていないのでしょうか?
実情は会社ごとですが、実は裏ではM&Aアドバイザリーの中途採用を行っているものの、表だっては採用情報に記載していないケースもあります。
その理由は各社色々だと思いますが、端的に言うと、
からだと思います。
といいますのも、エージェントも「優秀な人材」を書類審査に送り込み、面接を通過させてなんぼの商売なので、相応の採用可能性がある人材のみ書類審査に送る傾向があるからです。
すなわち、企業側がスクリーニングの手間を省けるという意味で、エージェントにのみ転職案件を開示するメリットがあるということです。
また、ケースとしては稀だと思いますが、企業側が募集していないポジションであっても、エージェントからの問いかけで、とりあえず面接だけはしてみるかということもあるようです。
応募者側として、このようなラッキーなケースを引くためには、日頃から企業側と密なコミュニケーションをとっているエージェントを選ぶようにしたいところです。
2.交渉の窓口になってもらえる
M&A案件において、FAを立てるべき理由と重なりますが、結局のところ交渉というのは、基本的に本人が出ない方がスムーズに進むことが多いです。
(参考記事)
たとえば、次のような観点での交渉・協議では、間にエージェントがいた方が楽ですし、スムーズに進みます。
- 面接のスケジュール設定
- 年俸や採用期日の交渉
特に、並行して複数社の面接を受けている場合、ダブルブッキングにならないようにエージェントがスケジュールを調整してくれますし、年俸等の交渉でも、
- 「実は、この方は他社からの内定も出そうでして」
ということで、強気に交渉してくれることもあります。
さらに、複数社から1社に絞る際に、断りの連絡をしなければなりませんが、
「貴社が第一志望です」
と言っていたのに、直接断りの連絡を入れるのはちょっと気が引けると思います。
一方で、エージェントを通せばこちらとしても気分が楽ですし、企業側もある意味で事務的に「しょうがないなあ」という整理になりやすいように思います。
このような観点で、応募者側だけでなく採用側もエージェントを立てた方がストレスが少ないという側面もあるので、この点もエージェントのみの非公開求人情報が存在する理由なのかもしれません。
さいごに
ということで、中途採用の応募者側から見れば、エージェントを使うことについてはメリットのみでデメリットなしと感じますので、ぜひエージェントを活用して良い転職活動をしていただければと思います。